「今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな」


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21番歌 「今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな」(素性法師)

 この歌、女の人が、いとしい人を待ちわびているうちに、明け方の月が出てしまった、というような恋の歌、と、ものの本に書いてあるけれど、『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』によると、軍の大将だった人が、戦死した兵士の慰霊の旅をする中で、詠んだ歌らしいのです。
 巷にある百人一首の本で、歌の解説を読んでも、全然ピンとこない、と思うのは私だけではないと思うのですが、ピンとこないのは、”ホント”がないからなのだろうと、ねずさんの解説を読んでいると、改めて思います。
 ねずさんは、百人一首の歌の順番には、とても大切な意味があるとおっしゃっています。確かに、天才歌人 藤原定家が、何の意味もなく、歌を配置すると考える方が奇妙で、全てに意味があるからこそ、数千年にわたって語り継がれてきているということに、気づくべきなのですよね。
 百人一首は、一大叙事詩だと書いてありましたが、本当にそう思います。
少しずつ読み進めようかな、と読み始めたら、なんだか、止まらない。。
 この本、そこらの小説より、めっちゃすごい物語ですよ。
 高いけど、ご購入をお薦めします。
面白いです。
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