[十四番歌]陸奥の しのぶもぢずり たれゆえに、、


721a211c0156c65cdb0fe3d8564a8950_s

[十四番歌] 陸奥の しのぶもぢずり たれゆえに 乱れそめにし われならなくに

河原左大臣(かわらのさだいじん)

河原左大臣は、嵯峨天皇の皇子 源融(みなもとのとおる)、光源氏のモデルのひとりではないかと言われている人だそうです。

「しのぶもづずり」

とは、福島県の信夫郡特産のすり染布のことで、乱れ模様に特徴があるそうです。

福島県の人間なのに、私はこの布がどんなものなのかわかりません(^-^;

分かったら、ご報告しますね。

この歌は、『伊勢物語』の初段に出てくる下記の歌が元歌になっているそうです。

春日野の 若紫の すり衣 しのぶの乱れ 限り知られず

元服直後の若い男性が、奈良の春日で偶然に出会った若くて美しいしまいに慕情を抱き、思わず着ていた信夫摺りの狩衣の裾を切って、そこにこの歌をとっさに書いて贈ったのですって。ロマンチックですね。

この十四番歌の現代語訳は、

みちのくの信夫地方特産の文字摺りの布の乱れ模様のように、私の心が千々に乱れているのは、あなたのせいですよ。

という意味。

想いを遂げられない悶々とした想いを詠っています。

天皇の皇子で左大臣であるとても位の高い人でも、叶わぬ恋があるのですね。

(参考:『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』)

スポンサーリンク
simplicity11
simplicity11

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする