『実語教』解説 その3


(2)からの続きです。
「人として知恵無き者は、木石(ぼくせき)に異ならず。
 人として孝無き者は、畜生に異ならず。
 三学(さんがく)の友に交わらずんば、
なんぞ七覚(しちがく)の林に遊ばん。」

※「三学の友に交わらずんば、なんぞ七覚(しちがく)の林に遊ばん。」は、正しいものを学ぶための三つの習慣を身につけないと、心を育てるための七つの階段を上ることはできない。という意味。

※「三学」は、仏教の修行の目的だそうで「戒(かい)・定(じょう)・慧(え)」の3つのことを言うそうです。

※「戒(かい)」は、「戒(いましめ)」。良い行いを習慣づけること。
「定(じょう)」は、乱れない心を育てるということ。
「慧(え)」は、真理に気づいて心が安らぐこと。

※「七覚(しちがく)」とは、
①物事のありのままの状態に気づく。
②心と体のそれぞれの働きの違いがはっきり見えてくる。
③精進し努力する姿勢が生まれてくる。
④精進や努力の結果、心に喜びを感じるようになる。
⑤心や体が落ち着き、軽くなる。
⑥心が散らばらず、一点に集中できるようになる。
⑦何があっても心が揺れ動かず、いつも静かな気持ちでいられるようになる。
この順番で、心が育っていくそうです。
心を統一して意識を落ち着かせる習慣をつける、ということでしょうか。

(4)につづく。。

江戸時代、寺子屋で子供達が習っていた『実語教』
平安時代の終わりにできて、以後明治の初めまで使われていたという『実語教』 テンポよく、人の道を説いていて、いい感じです。 ...

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