其の為さざる所を為すなく、その欲せざる所を欲するなし。此の如きのみ。


自分の備忘録としてで恐縮なのですが、、
最近、とある選挙の様子をみて、色々と感じてしまいまして、、、
この言葉も、考えさせられますよね。

其の為さざる所を為すなく、その欲せざる所を欲するなし。此の如きのみ。
無為其所不為。無欲其所不欲。如此而己矣。
(孟子 「盡心 上」)

解説:『東洋的学風』安岡正篤p94

誰しも、良心というものがある。自分の内心では、こんなことは嫌だ、こんなことはしたくない、と思う。しかし、それでは損だとか、強要されるとか、脅威を感ずるとかいうことになると、なんでもやる。良心の反省とか、自制というものが効かなくなる。つまり、節が無くなる。そこから人間がどんどん堕落するのである。
是に反して、あくまで良心に基づいて、それはしたくない、してはならないということはあくまで欲せぬ・為さぬという節義が立ってこそ、本当のことができる。
今の世風は「為さざる無き也」、なんでもやってのける。どんな非良心的なことでも、破廉恥なことでも、不潔なことでも、それが現実的に打算して得なことなら、やむを得ないのだと理屈がつくことなら、なんでもやらぬことはないという時世である。それだから際限なく頽廃堕落して、本當のことが一向にできない。その反面に「理由なき反抗」とか、ヒッピー、フウテンのようなものが流行する。これは世間の礼法に対する有不為也であると共に、世間の良識に対する無不為也の放埓である。

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