『武士道と日本型能力主義』(笠谷和比古著/新潮選書)を読みました 


『武士道と日本型能力主義』(笠谷和比古著/新潮選書)を読みました。物語を読むみたいに、一気に読み進めることができました。
面白かったです。

徳川吉宗の享保の改革(1684年)は、幕府財政の建て直しだけではなく、人材登用についても能力主義に基づく昇進システムを作り出したそうなのです。武士は武士、商人は商人、町人は町人と身分制度が徹底していたと何となく思っていたのですが、家禄の低い裕福でない幕臣も高位の役職を務めることができるような足高制というものを導入したりしていたとのこと。町人の出で、幕府の官僚の最高位にまで上り詰めた人もいたとか。
身分制度と能力主義が上手に絡み合って、人材登用のシステムが出来上がっていき、それがその後も踏襲されていた。

江戸末期、列強が日本を植民地にすべく攻め寄せようとしていた時、超一流の人材を適所に配置することができたことで、外交交渉もおそらく極めて高いレベルで行うことができ、独立を保て明治維新などの体制の改革を成し遂げることができたのだという話には、納得至極。付け焼刃で、人材を配置したわけではないそうです。

この本を読みながら思いました。
もしかして、私の習ってきた日本史って、もしかして、作られたもので、実情は違うものだったのかもしれないな、と。戦前に書かれた国史を読んでみたいな、と思い始めました。(できるかどうか、わかりませんが、、(^_^;) )

スポンサーリンク
simplicity11
simplicity11

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする