百人一首にみる 天智天皇のシラス国づくり


百人一首の第一首は、天智天皇の御製。

秋の田の かりほの庵(いお)の 苫(とま)をあらみ
わが衣手(ころもで)は 露(つゆ)にぬれつつ

という歌。

第38代天智天皇は、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)と名乗っていた皇子時代に、「シラス国」づくりのための大改革をし、制度化した偉大な天皇なんだ。

「大化の改新」と呼ばれるこの大改革によって、日本の国の基礎ができて、それから、奈良時代、平安時代と、約500年に渡り、平和な社会を維持発展していったんだって。

この歌は、天皇が、民と一緒になって御自ら田植えをし、刈入れをし、ワラを干し、干したワラでゴザを編んでいらっしゃる。それも、御みずから「露に濡れる祖末な庵で」「わが衣手」を「露」に濡らしながら、朝早くから夜遅くまで率先して働いておられる。
という意味が込められているんだ。

天皇御自らが、率先して仕事をなさっているんだよ。
おい!お前ら、働け!エッヘン!
なんていう心は、全くないんだ。

このことからも、シラスの統治がどういうものなのか、また、君民一体ということばの雰囲気が、伝わってくるよね。

そういえば、今上陛下も、田植えをなさったり、刈り入れをされたりなさるけれど、このお姿は、7世紀の天智天皇のお姿と同じだと、僕には思えるよ。

天智天皇は、民(今でいう国民だよね)が「おおみたから」であるということを、初めて具現化した世界史上でも類まれな偉大な天皇なんだ。そして、その精神を、ずぅ~~っと今の僕たちの世代にまで紡ぎ紡いできている、これが、僕たちの国、日本の国柄なんだ。
すごいよね! じゃあ、またね。