東條英機って大悪党?[#14]



タイトル: 東條英機って、大悪党?

こんにちは。ウルフィーです。
今、僕は、東京裁判で東条英機首相の弁護人を務めた、清瀬一郎という人の書いた『秘録 東京裁判』という本を読んでいるんだ。

東條英機は、すごい悪人だ!という世の風潮があるけれど、僕は、ずぅ~っと不思議に思っていたんだ。日本の命運をかけて戦った、その最高責任者が、悪人なんだろうか、と。日本を守るために、各人が、それぞれの立場で、死力を尽くして戦った、そして、敗れた。それだけなのではないだろうかって。

最近、福富健一さんの本を、食い入るように読んでいるんだけど、これらの本の中には、僕がずうぅーっと疑問に思ってきたことを解決する糸口が書かれてあるんだ。
この3冊の本、とても読みやすくて、わかりやすい。先の大戦の事を知るには、とてもいい本だと思う。
『重光葵(しげみつまもる)~連合軍に最も恐れられた男』(講談社)
『東条英機~天皇を守り通した男』(講談社) ←この動画の参考資料です。
『南十字星に抱かれて~凛として死んだBC級戦犯の「遺言」』(講談社)

話を戻すね。

ミズーリ号で行われた太平洋戦争の終戦調印式に臨席し、陸上幕僚長も務めた杉田一次(すぎたいちじ)という人は、こんなことを言ってるんだ。

「東京裁判で最後まで堂々と日本の立場を主張したのは、東條元総理一人ではないか?戦争中の国家指導者たちや報道陣も尾を振って占領軍の機嫌を取り、戦争責任を東條一人に転嫁してきた。今日の世上(せじょう)も、それと異なるところがない」と。

つまり、戦後の日本人は、占領軍に媚びて、東條一人に日本の敗戦の責任を背負わせ、知らん顔して生きてきたのではないか、って。東條から目をそむけ、長い歴史と伝統を持つ日本人の原風景からも、目をそむけているのではないか、と。

東京裁判での東條英機は、連合国の判事たちを圧倒する迫力を持っていたと言います。軍人として幾多の戦場を駆け抜け、首相として大東亜戦争(太平洋戦争)を指導してきた彼の表情には、武人のみが到達できる穏やかさと威厳があったそうだよ。
東京裁判で、法定に立った東條は、首席検事キーナンとの論戦に勝ち、GHQ(連合国最高司令官総司令部)最高司令官マッカーサーを窮地に追いやったんだって。

マッカーサーは言ったんだ。
「東條証言の世論への影響は、きわめて深刻である」
と。
マッカーサーをはじめとする連合国側は、東條証言によって、世論が東條に味方し、東京裁判が中止に追いやられることを畏れたそうなんだ。
「日本占領に対する、最大の一撃となってしまった」
そう受け止めて、東條証言が連合国にダメージを与えないように、新聞やラジオ放送を規制し、日本の世論を徹底的にコントロールしたんだって。
また、イギリスは、東條証言を法廷で打ち負かすのは無理だから、証言を否定する「対日声明」を発表しようと考えたそうだよ。

最後に、
東條口述書の締めくくりを紹介するね。

「終わりに臨み、おそらくはこれが当法廷で述べることのできる最後の機会であろうが、私は重ねて申し上げる。我々としては、国家自衛のために起つ(たつ)ということが、ただ一つ残された道であった。我々は、国家の命運を賭(と)した。しかし、敗れた。戦争が国際法上、正しき戦争であったかどうかと、敗戦の責任とは、二つの明白に異なった問題である。」
「第一の問題については、私は最後まで、この戦争は自衛戦であり、国際法には違反せぬ戦争であると主張する」
「第二の問題、すなわち敗戦の責任については、当時の総理大臣たりし私の責任である。私は、これを受諾するのみならず、衷心より進んで負荷せんことを希望するものであります。」

東條英機、そして東京裁判のこと、大東亜戦争(太平洋戦争)のことを、僕たちはもっと虚心に学ばなければならない、と、僕は思うんだ。 じゃあ、またね。

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