自尊感を育てる歴史教育が大切だというお話でした←授業づくりJapan齋藤先生の講義から


平成29年9月2日に、

齋藤武夫先生の

『「日本が好きになる!歴史授業」の考え方と講義』という講演+講義を聴きました。

予想以上に良かったです。

120名以上の聴衆が、引き込まれるように聴きいっていました。

準備した本は完売。

「心が洗われるような、すがすがしい気持になった」

「誘ってもらってよかった。素晴らしいお話を聞けた」

「こういう歴史の授業を、学生の時受けたかったな」

等、私にも、たくさんの感想が寄せられました。

1時間半の講義+授業の内容は、4部構成。

  1. 模擬授業:歴史入門「命のバトンと国づくりのバトン」
  2. 「日本が好きになる!歴史授業」の基礎基本
  3. 模擬授業:聖徳太子「遣隋使の国書」
  4. 昭和の戦争を見直す「東京裁判の真実」

というもの。

「私達は、どうして歴史を学ぶの?」という問い。

自分とご先祖様とのつながりを、系譜をたどって眺めてみてみると、、、

自分が存在するためには、ご先祖様たちの誰か一人が欠けてもいけない、存在自体が奇跡のようなものであるということに気づくと、その、綿々と受け継がれてきたものを、今度は自分が受け渡す番であることに気づきます。それが、国づくりのバトンとなっていきます。

「歴史」というものは、「他人ごと」ではなくて、「わがこと」なのだ、という実感が湧けば、自分の存在に誇りが持てるようになりますよね。自分の体・心は、自分だけのものではない、社会の財産なんだから、次の人に良いバトンを渡せるように、きちんと学ぼう。恥ずかしくない生き方をしよう、と思うようになるでしょう。

誇りある日本人を目指して、「先人への感謝と国を愛する心」を育てるのが歴史教育の重大な使命であると、先生はおっしゃいます。

「国家は、国民が支えあう共同体」

「日本は素晴らしい国」

「日本は、世界に誇れることを沢山やり遂げてきた国」

こういうことを、歴史を紐解きながら教えていけば、子供たちは自尊感情を高めることができるようになります。

自尊感は、子どもの心の安定を生み出し、優しさや公共心が生まれてくるそうです。

自尊感を養うことができていれば、例えば、小学5年生~中高生の反抗期に、自分が壊れそうになった時でも、決して崩れない、芯のようなものが心にあるので、最悪の事態には至らないし、自分を肯定し、生きる意欲を持ち、向上心を持って努力することができるのだ、と、先生はおっしゃいました。

先生の授業は、面白い。

子供たちが積極的に考えるようになる授業です。

大人が聴いても、面白い!

「聖徳太子の国書」についての模擬授業では、

日出る処の天子

書を

日没する処の天子に致す

つつがなきや

東の天皇

敬いて

西の皇帝に

白す(申す)

について、この書をみて、隋の皇帝は怒ったが、何が気にくわなかったのか?

を考えさせ、議論させるんですね。

また、「東京裁判に関する模擬授業」では、

検察側(連合国)の意見を簡潔にまとめたものをみせて、中学生の授業では、弁護側(日本側)として、日本を弁護してみよう!と課題を出すそうです。

小学生の授業では、検察側、弁護側双方の意見を渡して、考えを述べさせるそうです。

そうすると、当事者になったつもり、歴史の一場面に、現実に自分がいるような気持になって、真剣に、そして、とても楽しく考え学ぶんですって。

確かに、あなたが聖徳太子だったら、中華冊封体制だったこの時代、日本としてどういう政策を取りますか?隋にどういう国書をおくりますか?なんてことを聞かれたら、面白いし、自分が聖徳太子として、国策を任されている、それによって日本の国のあり方が変わっちゃう、とおもったら、真剣に考えますよね~。そして、変なゲームをやるより、とっても楽しいと思います。

こういう授業を、古代から、現代まで、やったら、子供たちの柔軟な頭は、どれほど活性化し、日本という国の素晴らしさ、2000年以上も紡ぎ紡いでいた自分たちの国を、もっとよくして、次の世代に引き継いでいきたいと思うようになりますよね。子供たちの目は、生き生きと輝くと思います。想像すると、ワクワクがとまりません。

ことふみ、でも、この歴史授業に、挑戦してみようかな。