[三十番歌]有明のつれなく見えし別れより、、は、”名歌”の誉れ高い歌 


有明の つれなく見えし 別れより あかつきばかり うきものはなし

壬生忠岑

有明の月が、とてもそっけなく見えたあの別れの日から、

私は夜明け前のまだ薄暗い時間が、とてもつらく感じられるのです。

三十六歌仙の一人で、紀貫之(きのつらゆき)らと共に『新古今和歌集』を編纂した壬生忠岑の歌。『古今集』「恋歌三」におさめられています。

藤原定家(ふじわらのていか)が『古今集』の中でも一番の秀歌と認めた名歌中の名歌。

「これほどの歌一つ読み出でたなら この世に思ひ出に侍るべし」

と称賛しています。

壬生忠岑 (狩野安信三十六歌仙額)

この歌は、女性に冷たくされたことを嘆いてる歌という解説や、

明け方近い時間の別れなので、愛し合った男女が別れを迎えている場面だという人もいます。

また、

見かけ上は恋の歌だけれど、恋心だけではなくて、どんなに辛く悲しい憂いがあろうと、ぐっとこらえ腹に収めて生きていこう、という心情もくみ取れるという解説もあります。

様々なとらえ方ができるのですね。


■かるた取りのテクニック(#^^#)

[分類] 五色百人一首 青

[ワンポイント] 青札の中で、「あ」で始まる上の句は、4つあります。

  • あしびきの~
  • ありあけの~
  • あらしふく~
  • あさぼらけ~

「ありあ」と詠まれた時に、「あかつきばかり~」の下の句をとる練習をするといいですね。

三字決まりの札です。

平成30年8月開催予定 第3回小学生百人一首大会

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