読みやすいですよ。夏休みの読書に♪→ 本居宣長『うひ山ぶみ』


昨日、本屋さんをうろうろしていたら、本棚から熱い視線を送ってくる本がありました☺

本居宣長(もとおりのりなが)という江戸時代の有名な国学者の本『うひ山ぶみ』

現代語訳があって、その後に原文が書いてあります。

読みやすい分量で区切ってあり、それぞれに見出しが出ていて、それでその単元に書いてあることを想像してから読み始めることができるので、とてもわかりやすいです。

(本居宣長)

本居宣長(もとおりのりなが)は、日本最古の歴史書『古事記(こじき)』の注釈書である『古事記伝』を書いた人です。

すごい勉強家だったんですって。

商人の家に生まれ、4歳の時にお父さんが亡くなり、家を継ぐために商売の見習いをしたのですが、商売には全く関心がなくて、23歳の時に京に上ってお医者さんになるための勉強をしたそうです。

この期間に、有名な国学者 契沖(けいちゅう)の学問に触れ、日本の歴史や古典の世界に触れたのだろうといいます。

その後28歳の時に医者として開業。その傍ら『源氏物語』の講義を始めたり、歴史書『日本書紀』の研究をしたんですって。

そんな中、運命の出会いがあります。

国学者 賀茂真淵(かものまぶち)との対面です。

この時のエピソードは、昔の教科書には載っていたそうです。

(賀茂真淵)

本居宣長(もとおりのりなが)は、書物や手紙を通して賀茂真淵(かものまぶち)の指導を受けていたそうなのですが、ある時、賀茂真淵(かものまぶち)が伊勢神宮の帰りに、本居宣長が住んでいた松坂に立ち寄ったんですって。

これって、師匠が弟子に会いにきたってことですよね。すごっ!

生涯で二人が会ったのは、この時だけだそう。

この時、本居宣長は

「古事記の研究をやってみたいのですが、何か注意することはありませんか?」

と尋ねたそうです。

それに対する賀茂真淵(かものまぶち)の返事は、

「自分も古事記の研究の必要性を感じていたけれど、もう研究するだけの精力も時間もない。君はまだ若いから、しっかり努力すれば成し遂げられるだろう。注意することは、順序正しく進むということ。これは、学問の研究には必要なことだから、まず土台を作って、それから一歩一歩高く上り、最後の目標に達するようにしなさい」

という激励でした。

それ以来、本居宣長は一所懸命研究を進め、なんと35年もの努力の末に『古事記伝』全44巻を完成させたのですって。

その本居宣長が、亡くなる三年前に書いたのが、この『うひ山ぶみ』です。

どのように学問(勉強)すればいいのか、

学問するうえで大切なことは何か、

日本人として忘れていけないものは何か等、

本居宣長のアドバイスが沢山詰まっています。

読むと気づくのですが、

参考になったり、戒められたりすることが、たくさん書いてあるので驚きです。

江戸時代も、今も、かわらないんだなぁ、、と妙に不思議に、そして嬉しく思えます。

ルビがふっていないから低学年が読むのは困難だけど、高学年生なら頑張れるかも。

もちろん中学生から大人の人まで、目を通すことをお薦めしたいです。

「古典?え~~~っ、難しいから、やだっ!」

そんな思いが消えてしまうほど、面白く楽しいですよ。

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