[六十二番歌]夜を込めて鳥のそらねははかるとも、、清少納言のこの歌は、、


夜を込めて 鳥のそらねは はかるとも よにあふ坂の 関はゆるさじ

御拾遺集 / 清少納言(せいしょうなごん)

紫式部と並んで有名な清少納言。

彼女は、内気でおとなしい紫式部とは対照的に、ユーモア溢れる活発な女性だったらしいです☺

清少納言って、つい「清少 納言」と読んでしまいますが、

ほんとは「せい しょうなごん」というのが正しいんですよね。

「少納言」というのは、役職の名称、「清」というのは、おとうさんの苗字「清原」からとったものなのですって。

この歌は、中国の『史記』にある話をもとにして、ウイットをかませて、つれなく帰ってしまった逢瀬の相手に、肘鉄を食らわせている歌って言ってしまったら、乱暴でしょうか。

このくらい、知的にユーモアを込めてがっつ~んとやってみたいものです(#^^#)

生半可な教養じゃないですものね

お相手の大物政治家 藤原行成(ふじわらのゆきなり)も、一本やられたなぁ、、でも、やっぱり、めっちゃいい女じゃん!と思ったに違いありません。

現代語訳は、

夜明け前に鶏の鳴き声にかこつけて私を騙そうとしても、決してあなたとは会わないわよっ!

この歌の枕詞の現代語訳

~~

ある日のこと、大納言の藤原行成様が私の家にお越しになっていろいろと楽しく雑談をしていたのですが、「宮中に弔事があるので戻らないといけない」と言って帰って行かれた。

翌朝、かれから「鶏の声に促されて帰ってしまいましたが、、、」みたいな手紙が届いたので、私は、「夜中に鶏が鳴いたとおっしゃるのは、孟嘗君(もうしょうくん)が鶏の鳴きまねをして函谷関(かんごくかん)の門を開けさせ、まんまと国外に脱出したという故事のことでしょうか」と返事をしたところ、かれが「函谷関(かんごくかん)ではなく、逢坂(おうさか)の関ですよ」と返事をしてきたので、この歌を詠みました。

~~

すごく偉い地位にある藤原行成は、その日二股をかけていたらしいのです。

で、清少納言のもとを去って、別な女性の元に行って、彼女の家から翌朝宮廷に出廷したらしいのね。その彼女の家を出る時に鳴いていたのがニワトリ。清少納言の家を出る時には弔事と言っていたから、嘘がばれちゃったのね。

それで、歌のやり取りがあって、その中に中国の故事がたとえとして出てきて、最後に、この歌で、もう来ないで!になったわけですね。

このやり取りについても、機会を見てもう少し詳しくかければいいなと思います。

今は、ここまでで(#^^#)

★参考文献

平成30年8月開催予定 第3回小学生百人一首大会
「青札一覧」 
青札にある20首の歌について、意味など知ってほしい事柄を書き綴っていきます。 書いたものから、順次リンクを張っていきますね。 ...
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