敷島の大和心を人問はば 朝日ににほふ山ざくら花


敷島の 大和心を 人問はば 朝日ににほふ 山ざくら花

( 本居宣長(もとおりのりなが) / 肖像自 )

本居宣長(もとおりのりなが)は、江戸時代の国学者。江戸時代後期の学問を代表する巨人。古事記の研究を35年続け『古事記伝 全44巻』を完成させたすごい人です。

本居宣長の学問には、文学や語学の分野における精密で実証的な分析という面と、古道論ともいうべき理想主義的な思想の展開の面があり、これらが融合されているそうです。

本居宣長は、本来の日本の心、本来の日本のあり方を研究するために、古語や古文献を実証的・科学的に研究しました。

本居宣長の人となりを知るエピソードを下記に紹介していますので、ご一読いただければ幸いです。↓

読みやすいですよ。夏休みの読書に♪→ 本居宣長『うひ山ぶみ』
昨日、本屋さんをうろうろしていたら、本棚から熱い視線を送ってくる本がありました☺ 本居宣長(もとおりのりなが)という江戸...

さて、この歌は、本居宣長が亡くなる10年ほど前61歳の時(寛政2年,1790年)に描かれた自画像の贊(さん)として書き入れたものだそうです。この絵は、国の重要文化財になっています。

この肖像画の上の左側に書かれているのが、この歌です

【贊】

右)
これは宣長六十一寛政の二とせといふ年の秋八月に手つからうつしたるおのかゝたなり

左)

筆のついてに

しき嶋のやまとこゝろを人とはゝ

  朝日ににほふ山さくら花

詠まれているのは、

「やまと心とはなにかと問われたならば、朝日に照り映える山櫻の花だ、と答えるばかりだ」

というだけの、

単純で、簡潔で、清潔なものです。

日本人としての、とても素直な誇らしい気分が、明るく漂ってきますね。

和歌なんて難しくてわからない、と敬遠している私にも、心にすんなり染み渡ってくるから、すごい♪

さて、

本居宣長は、やまと心をとても大切にした学者です。

上で紹介した宣長の著書『うひ山ぶみ』は、これから学びたいと考えている人に学問への取り組み方を説いた本ですが、日本人として忘れてはならないものについてのアドバイスもたくさん含まれています。

一つの和歌から、作者の人生や著作にも思いを馳せると、また、さまざまなものが見えてくるでしょう。


参考)

本居宣長記念館HP

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