[三十五番歌]人はいさ心も知らずふるさとは、、 ~1/14第4回小学生百人一首大会エントリー受付中♪


三十五番歌

人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける

 紀貫之(866-945)古今和歌集

現代語訳)

そうはおっしゃいますが、さぁ 本当はどんなものか、お心のうちはよくわかりません。

けれども、この家の梅は、私を疎遠にもしないで、昔ながらに美しく薫っています。


紀貫之は、どんな心をこの歌に託したのでしょうね。

この歌には、枕詞(まくらことば)がついています。

その枕詞とは、

初瀬に詣づるごとにやどりける人の家に

 久しくやどらで、程へて後にいたれりければ

 かの家のあるじ

 「かくさだかになむ やどりはある」

 といひ出(い)だして侍りければ、

 そこに立てりける梅の花を折りてよめる

というものです。

一応主人の皮肉を受け止めてから、私は昔通りこの家に愛着していますよ。

と、梅を通して懐かしさを披歴した歌だというのが、奥村恆哉氏の解説。

また、ねずさんの百人一首の解説本によると、この宿の主人は女性で作者の恋人。

しばらくお見限りだったことへの恨み言を言ったことに対する切り替えしだったのだろうと、穿った見方をしています。

なかなか味わい深いですね。


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