私が(^-^; 百人一首を小学生とやりたいな、と思った理由は、親しみやすいから、というのが一番ですが、それだけなら、素人で初心者の私が、しゃかりきになってやる必要ないのです。
学校でも興味のある先生は採り入れてらっしゃるという話も聞きますし、五色百人一首の大会が全国的に開催されているのも、耳にしています。とても素晴らしいことだと思います。
子供たちや、そして大人の人も、「百人一首は恋の歌」と思っている、
そんな風に感じませんか?
最近の私たちの傾向として、言われたことを素直に信じてしまう、
というのがありますよね。
別にひねくれた性格になれ、と言っているわけではないけれど、
そうなのかなぁ~
なんか変、
そう感じて、調べることも大切だと思うんですよね。
百人一首って、恋の歌なの?
平安貴族は、
朝から晩まで 来る日も来る日も、惚れたはれたで
蹴鞠をついて暮らしていたの?
その時代の歌を集めたものが百人一首なの?
実は、こんな風に心の中で感じている人もいると思うんですよね。
私もうっすらとそんな風に感じていたのですが、
ある時ねずさんが百人一首の解説されているHPを読んだんです。
百人一首の順番にも意味があるという話は目から鱗。
なるほどなぁ~と思った次第。
それで、本屋さんに行って、色々な百人一首の本を読んだり探したりしましたが、腑に落ちるような解説をしているものには出会わなかった。
一番歌の天智天皇の
「秋の田の かりほの庵(いお)のとまをあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」
が、
天皇御親ら夜遅くまでお仕事をされているという、
日本の国柄を表わしている御歌だなんて、どの本にも書いていない。
「露で袖がぬれちゃったよぉ~」という歌だという解説がほぼ100%。
天智天皇のこの歌からは、
・日本の国が昔から労働は美徳とされていること
・天皇は御親ら率先して働かれること
・民をとても大切に思われていること
が読み取れる、
はずなんですが、
そういう解説がない。
こんな味気ない意味だけじゃないんじゃないかな?
と疑義を呈している本が見当たらない。。
で、
妄想家の私は思うわけです。
敗戦後、日本らしさを破壊すべく仕掛けられたGHQの政策から、
この分野も逃れられているはずがない、と。
無機質な解説が跋扈している背景を疑った方がいいのではないかな、と。
そう思って色々調べていると、また様々なことが分ったり、気づいたり。。。
学んだことを、子供たちとも共有したい、と思うわけです。
断ち切られ歪められたものを、修復して紡ぎ直す。
私ごときがやったからと言って、どうなるものでもないのはわかっているけど、
それでも、
日本に生まれ育ったことへの感謝を込めて、
私はやりたいと思っています。