新しき年の始めの初春の、、お正月に大伴家持の歌を味わいませんか?


新しき年の始めの初春の
   今日(けふ)降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)

大伴家持(おおとものやかもち)/萬葉集

新しい年が始まる初春の今日、真っ白な雪が外に降り積もっている。

この降り積もる雪のように よいことが重なりますように。

大伴家持は、奈良時代、養老二年(718)~延暦四年(785)に生きた武人さんです。

大伴家は、天孫降臨(てんそんこうりん)の神話に語られている天忍日命(あめのおしひのみこと)以来、武をもって朝廷に仕え、国の守りを担ってきた一族です。

今でいうと、軍のトップ 統合幕僚長のようなものでしょうか。

大伴家持は、三十六歌仙の一人で、『萬葉集』を編纂しました。

この歌は、新年を祝う宴の席での返礼として詠んだ歌で、

萬葉集全二十巻、4516首の最後に収められています。

『萬葉集』の最後は、国の平安を祈る歌で締めくくられているのですね。

大伴家持は、国を守る防人の人たちの歌も、たくさん『萬葉集』に取り入れました。

そのおかげで、古来人々が国を護っている様子や心情、彼らを送り出す家族の想いなどを後世の人々が知ることができ、国防に携わる人々に勇気と力を与えてきました。

第二国歌と言われる「海ゆかば」も大伴家持の歌です。

大伴家持は、この歌を最後に、その後亡くなるまで27年間一首も歌を残さなかっと言われています。

萬葉集は、壬申の乱の時代の日本の精神文化と歴史を描いた側面もあるんですって。
萬葉集に沢山の歌が収められている柿本人麻呂は、神の如しと言われ、評するのは畏れ多いと評価対象から外された程の天才歌人と言われています...
『万葉集』にある歌が詠まれた時代について 学ぶのもいいかもね。
保田與重郎さんの『萬葉集の精神~その成立と大伴家持』という本を読み始めました。 序文が、美しく悲しい響きを奏でています。 ...

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