聖徳太子の和歌が、万葉集にあるって知ってた?


家にあらば妹(いも)が手まかむ草枕

旅に臥(こや)せるこの旅人(たびと)あはれ

聖徳太子(敏達(びだつ)天皇3年(574)~推古天皇30年(622))/ 万葉集

万葉集には、相聞歌(そうもんか)といわれる愛の歌や

人の死を悲しみ追悼したり、

自分の死の運命を嘆いたりする挽歌(ばんか)と言われる歌があります。

聖徳太子の詠んだこの歌は、挽歌の代表的なものの一つと言われています。

意味

家にいたなら妻の手を枕にして休むこともできるだろうに、

草を枕の旅に出て、このように倒れてしまった旅人よ、あぁ。

「妹(いも)」というのは最愛の妻のことです。

「草枕」は、「草」を「枕」として野宿することから、

「旅」の枕詞になっています。

この和歌については、『日本書紀』にも

聖徳太子が片岡山でみた行き倒れを悼む長歌が出ているそうです。

しなてる 片岡山に 

飯(いひ)に飢(え)て

臥(こや)せる この旅人(たびと)あはれ

親なしに 汝生りけめや 

さす竹の 君はや無き

飯(いひ)に飢(え)て

臥(こや)せる この旅人(たびと)あはれ

1500年以上も前に詠まれた聖徳太子の歌が、

色あせることなく

私たちはその気持ちがわかるって、

なにげに凄くないですか?

参考)
『平成新選百人一首』(宇野精一著/明成社)

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