10月22日は、祝日。
天皇陛下の御即位を内外に広くお披露目するための「即位礼正殿の儀」が行われます。
200近い外国の元首や祝賀使節が参列します。
この日は、国民みんなでお祝いするために祝日になっていますね。
天皇皇后両陛下のパレード(祝が御列の儀)も楽しみです。
即位礼正殿の儀は宮中で行われますが、儀式の模様は、政府インターネットテレビでライブ中継されるそうです。
これって、インターネットしか利用していない人にとっても、吉報ですね。
即位礼というのは、即位を天照大御神に御奉告なさって、国内外に即位を宣言なさる儀式です
(即位礼正殿の儀 H2 / 神社本庁冊子より)
賢所大前の儀
即位礼当日、天皇陛下は 賢所で即位の旨を御奉告されます。
陛下は純白の御束帯をお召しになられて、お祭りを執り行われます。
即位礼正殿の儀
そして、皇位につかれた天皇陛下が、その即位を全国の国民、諸外国に対し高らかに宣明します。
儀式の執り行われる皇居正殿松の間には天皇陛下が登られる高御座(たかみくら)、
その脇には皇后陛下が登られる御帳台(みちょうだい)が据えられ、
正殿の中庭には旛(ばん)と呼ばれる旗が林立し、
弓や太刀などを手に装束に身を包んだ家来(たぶん宮内庁のお役人?)が整然と控えるそうです。
黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)の御束帯(おんそくたい)
天皇陛下がお召しになられるのは、天皇陛下にのみ身に着けることが許されている
「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)の御束帯(おんそくたい)」です。
ご婦人方はみな十二単(じゅうにひとえ)をお召しになるそうです。
さながら平安絵巻のよう。
当日のライブ中継が楽しみです。
黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)の御束帯(おんそくたい)をお召しになられた天皇陛下は高御座(たかみくら)に登られて、国民の代表である内閣総理大臣を前にして即位のお言葉を述べられます。
そして、これに奉答して内閣総理大臣は陛下へお祝いの言葉(寿詞 よごと)を奉上して万歳三唱し、国民あげて御即位を奉祝します。
ライブ中継を見ながら、一緒に万歳三唱するっていうイメージでしょうかぁ。。
ところで、
万歳三唱の時の手のあげ方って、意外と知られていないようなのですが、、、
手は、「気をつけ」をしたときズボンの横にぴったりくっつく手をそのまままっすぐ上にあげるのですね。
左右の掌(てのひら)が向かい合う形です。
宴席での万歳三唱などでよく見かける「両手の手のひらを前に出す」のは、「降参」の意味なので、間違えないようにしなければなりませんね(#^.^#)
高御座の一般参賀
そうそう、
高御座(たかみくら)の一般参賀があるらしいです。
ちょっとびっくり。行ってみたいですね。
↓
(東京国立博物館)
令和元年12月22日(日)~25日(水)
令和2年1月2日(木)~19日(日)
※令和2年1月6日(月)及び14日(火)は休館
(京都御所)
令和2年3月1日(日)~22日(日)
※令和2年3月9日(月)及び16日(月)は休園
(参考)『御代替り』(神社本庁)/ 政府広報オンライン