「難波人葦火(あしび)焚く屋の煤(す)してあれど 己が妻こそ常めづらしき」(万葉集)こういう女性増えたらいいのに、、


難波人(なにわびと)葦火(あしび)焚(た)く屋(や)の煤(す)してあれど 己が妻こそ常めづらしき

「難波人(なにわびと)葦火(あしび)焚(た)く屋(や)の煤(す)してあれど 己が妻こそ常めづらしき」

万葉集 巻11-2651 読み人知らず

★意味★

大坂の海岸に住んでいる人は枯れたアシを燃料にして焚きます。

そうすると家中がススで真っ黒になります。

それと同じ。

真っ黒になって働く私の妻は、いつもかわいい。

感想

この歌の女性は、真っ黒になるのを気にせず一生懸命働いています。

腰をかがめ汗だくになりながら働いていて、ふっと面を上げたときの表情が表現できない位にこやかな美しさを漂わせている、そんなお母さんおばあちゃんをイメージしたので、そういう画像ないかなぁ、、とフリー素材をいろいろ探したのですが、探し出すことができませんでした。

女性、働く、等で検索するとお化粧をして颯爽と働いているビジネスウーマンが出てきます。今どきの働く女性のイメージを再認識したのですが、同時に、手ぬぐいを頭を覆って真っ黒になりながらそれを気にすることもなく畑仕事をしていたお母さんやおばあちゃんは、もう遠い昔の映像になってしまったのだなぁ、、と、寂しく思います。

この歌に歌われている女性の生き方を素晴らしいと感じ、それを愛しいと愛でてくれる男性が今の世にももっと増えてくれれば、もう少し暖かい社会になるような気がします。

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