忘らるる身をば思はずちかひてし 人の命の惜しくもあるかな[右近/三十八番歌]


忘らるる身をば思はずちかひてし 人の命の惜しくもあるかな

(右近/三十八番歌/大和物語)

右近は、醍醐天皇の后 穏子(おんし)に仕えていました。

43番歌「逢ひ見ての後の心にくらぶれば 昔は物を思はざりけり」を詠んだ権中納言敦忠とは恋仲にあった時期があり、この歌は自分のもとを去って行ってしまった敦忠に向けて詠んだものと解説する人もいます。

「私を忘れてしまうのは仕方がないけれど、一度は固く誓い合ったその誓いを破ったことで、神の罰を受けて命を落としてしまうのではないかと心配でなりません」と。

その一方で、

別れて年月が立ち、権中納言敦忠が死出の病に臥せっているところにこの歌を送り届けたという解釈をする人もいます。この場合だと、別れたもののずっと想いを抱いていて、身を案じていることを伝えている意味にとれます。

この和歌が詠まれた時期を調べたら、どちらが近いのかはっきりするのでしょうね。

逢ひ見ての後の心にくらぶれば 昔は物を思はざりけり

逢ひ見ての後の心にくらぶれば 昔は物を思はざりけり(権中納言敦忠[四十三番歌])
逢ひ見ての後の心にくらぶれば 昔は物を思はざりけり (権中納言敦忠(906-643)/拾遺集) ★意味★ あなたにお逢いし...

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コメント

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