新年あけて1冊目のご紹介は、『死の淵をみた男』(門田隆将著)です。


新年あけて1冊目のご紹介は、『死の淵をみた男』(門田隆将著)です。

東北大震災で起きた大津波による福島第一原発の電子炉を暴走させた全電源喪失、注水不能、放射線増加。

当時、テレビに映し出される映像、「直ちに影響はありません」という根拠のない鸚鵡返しの政府会見に、不安と恐怖を感じたことを思い出します。

その時に、吉田昌郎所長や現場にいた人々、自衛隊、消防等当事者となった人々の戦いを、取材と事実に基づいて書かれた本です。

官邸、政府、朝日新聞などについても書かれています(読むと腹が立ちます)

出版後何度も手に取りかけてやめていた本を、今なら読める、と思って読みました。

使命感に燃え、日本を救うために命を懸けて戦った人々の物語です。

あとがきで作者の門田隆将さんは、

太平洋戦争の主力であり、二百万人を超える戦死者を出した大正生まれの人々を、私は「他人のために生きた世代」と捉え、それと比較して現代の日本人の傾向を「自分のためだけに生きる世代」と論評してきた。

しかし、今回の不幸な原発事故は、図らずも現代の日本人も、かつての日本人と同様の使命感と責任感を持ち、命を懸けてでも毅然と物事に対処していくことを教えてくれた。

その意味では、この作品で書かせてもらったのは、原発事故の「悲劇の実態」と共に、最悪の事態に放り込まれたときに日本人が発揮する土壇場の「底力と信念」だったかもしれない。

と書いています。

令和2年は、世界的な動乱の年となり、日本も無傷ではいられない大変な事態が発生する危険性が極めて高いと思います。

なにか事が起こったときにどうすべきかについて考えるためにも、この本を年初にご紹介させていただきます。

今読むべき本の一つだと思います。

吉田昌郎所長は、原発事故の2年後2013年7月9日に癌で他界されています。享年58歳。

それから、

この本で初めて知ったのですが、若い技術者お二人が3月11日、点検に行った建屋の中で大津波にあって亡くなられています。

その他にも、おそらく多くの悲しい出来事があるに違いありません。

彼らに守ってもらったこの福島の地で生きていることのできる幸せを噛みしめ、感謝の気持ちで過ごしたいものです。

死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 (角川文庫)

↑※今年、「Fukushima50」というタイトルで映画化されるそうです。(出演:佐藤浩市、渡辺謙)

この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡 (角川文庫)

新聞という病 (産経セレクト)

第6回小学生百人一首かるた大会 in郡山
緊急告知!!!♪★♪♪ エントリー先着30名様に、入手困難といわれた「御歴代天皇系図ファイル」をプレゼントします。(大会当日渡し) ...