「民意に従う」の民意って何? 公心に依る民意でなければ害にしかならない


「民意に従う」という言葉をよく耳にする。

民意って何? 何をもって民意っていうの?

そう思ったこと、ありませんか?

「公心」による民意でなければ、害にしかならない

「民意に従う」という民主主義の考えは、その民意が「公心」によってしっかりと支えられていてはじめて意味をなす。

「公心」に依らない「民意」は有害でしかない。

「民の声は神の声」というのなら、その民が、道徳について感受することに豊かでなければならない。

このように説くのは、西部邁先生。

民衆には、

マス(大衆)とパブリック(公衆)の別がある。

「大衆」とは、本心では私心にかまけて、うわべでは世間に流行の「世論(せろん)」になびくことをもって公心と取り違える人々の事。

「公衆」とは、国民の歴史的常識としての「輿論(よろん)」をおのれらの本心の内に取り込む人々の事。

『保守の辞典』(西部邁)

★感想★

「民意がぁ~~~」

と恰も凄い権威のように振りかざす状況が時に現れ、その際説明のつかない違和感を感じたことがある人もいるかと思います。

その違和感は、これだったのですね。

公心を背後に持たない民意は、エゴでしかない。

民意には「公心」がなければ、みんなのためになる結果をもたらさない。

この視点を持つだけでも、世の中を冷静にみることができるような気がします。

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