海軍教育局の練習兵用の歴史教科書を見つけました。
200ページ程の内容。簡潔にわかりやすく、
物語のように書かれてあります。
私たちが学校で教わってきた日本の歴史は、
なんだかちょっと違うみたい。
そう感じる人も多いのではないかと思います。
今回見つけたこの歴史の教科書は、
一人でも多くの人の目に触れ、読んでほしい内容です。
ということで、すこしずつ紹介していければと思います。
『練習兵用 歴史教科書』(海軍省教育局/昭和19年5月)
目次
2.皇威の発展
7.尊王思想の発達
8.幕末内外の情勢
10.国威の宣揚
11.大正時代と世界の情勢
12.大東亜新秩序の黎明
以上
~思うこと~
そもそも、
海軍の練習兵って、どんな人たち?
そう思いませんか?
ある人が教えてくださったところによると、
この教科書は、昭和17年9月に新設された海軍特別年少兵(特年兵)専用の教科書だろう、ということです。
特年兵というのは、従来の徴兵志願兵と違って、将来海軍の中堅幹部となることを目的として、14歳で採用されたそうです。
従来の水兵教育とは異なり、海兵団で1年間、中学3年までの普通学を学び、卒業後は希望する各兵科の術科学校の普通科練習生として専門知識を学び、術科学校卒業後に各部隊や艦船に配属されたのですって。海兵団での授業は、文官である海軍教授が担当したそうです。
成績優秀な者は海軍兵学校専修学生に採用され、将来は海軍大佐にまで昇進できる予定だったそうです。
正確な採用数や戦没者数は概数でしかわからないそうです。
教えてくださった岩崎さん、ありがとうございます。
この辺のことも、もっと調べてみたいな、と思います。
海軍って、エリート中のエリート、というイメージがあります。
国を背負って戦う若者に、これだけしっかりした歴史を教え込んでいたということが、すごいですよね。
何のために戦うのか、どう戦うのか、彼らはしっかりわかって行動していたのだろうな、と。
感謝の気持ちを込めて、また、何も知らずにのうのうと生きてきて、なんだかナサケナイ世の中になってしまっている今を恥じ、ふにゃふにゃな今の世を少しでも良い方向に向かわせるためにも、虚心坦懐に、この歴史書、国史が読まれればいいな、と思います。
教科書の中身を、ベタ打ちしていこうと思います。昔の漢字は適宜今の漢字に直したりしますが、文章もとても綺麗なので、なるべくそれを損ねないように書いていこうと考えています。
少しずつ、になると思いますが、ご容赦くださいね。
海軍さんの国語教科書がすごい↓